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ヴァシュロンコンスタンタンは雲上ブランドにあたるため、価格帯は高めです。ステンレス製のシンプル3針オーヴァーシーズであっても、定価は200万円をゆうに超えます。
しかしながら現在、高級時計市場は急速に拡大し、特にステンレス製スポーツウォッチの価格が高騰。定価を大きく上回る相場を記録してきました。
同じ世界三大時計ブランドであるオーデマピゲのロイヤルオーク、パテックフィリップのノーチラスなどはその影響が特に大きいと言えます。
例えばロイヤルオークで需要が集まっている青文字盤15400ST.OO.1220ST.03、定価は2,035,000円ですが、新品の実勢相場は2019年10月現在400万円を超えそうな勢いです(比較的まだ流通している黒、白文字盤なども280万円～300万円前後)。
ノーチラスの5711/1A-010(同じく青文字盤)に至っては、定価3,575,000円ですが、900万円に届くのではないか、などとも言われる新品実勢相場！
そんな中、オーヴァーシーズであれば人気の青文字盤でもまだ230万円～。相場を上げてはいますが、定価は2,222,000円ですので、前の二社ほどの激しい急騰はありません。
また、二社は中古であってもかなり高値をつけてしまっていますが、ヴァシュロンコンスタンタンなら状態の良い中古なら新品よりは価格を抑えられています。
雲上ブランドですので基本的には高値ですが、現在本当に多くのブランドが価格を上げています。
ロレックスはかつてミドルクラスといった立ち位置でしたが、今の相場は100万円以上が当たり前となっています。
こういった流れを鑑みれば、まだヴァシュロンコンスタンタンはお値打ちと言っていいでしょう。
200万円前後という価格は、40代・50代以上の方が「ワンランク上の高級時計を購入しよう」と思った時に、決して非現実的な金額ではないと思います。
前項でも少し触れましたが、ヴァシュロンコンスタンタンのムーブメントはシンプルなものであればメンテナンスもしやすいので、維持費を抑えられる、というメリットもあります(モデルによる)。
こういった価格面の理由で、「今」買うべき高級時計を挙げるなら断然ヴァシュロンコンスタンタンではないでしょうか。
なお、比較的お値打ちだからと言って、ステータスが弱いとかそんなことはありません。
実際、その顧客はそうそうたるメンツばかり。
歴史的にはエジプト王族やフランスのナポレオン皇帝に女優のエリザベス・テイラー。また、チャールズ皇太子が故ダイアナ妃にヴァシュロンコンスタンタンのハイジュエリーウオッチにあたるレディ・キャラの特別モデルを贈った逸話は時計好きにはおなじみです。
日本でもイチロー選手や秋元康さん、林修先生といった、渋い大人の男性陣に愛され続けてきました。
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